私は企業城下町である愛媛県新居浜市で生まれました。

実家の近くには、たくさんの化学工場や工事会社がありました。登校時には作業服を着た大人をよく見かけ、海沿いに連なって建つ工場を見ながら釣りをするのも日常でした。

幼少期から「ものづくり」が身近な環境で育っていたように思います。

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二十代になり、自然な流れでこの世界に入りましたが、実際には設計者は全国的に人手不足と後継者不足という課題に直面していました。建設業界独特の長時間労働や休日出勤など、働く人にとっては厳しい環境でした。この仕事にやりがいを感じていましたが、私自身が必ずしも良いとはいえない労働環境下に身を置いていたため、人材の継続性や成長については半ば諦めていたところもあります。

しかし、年齢を重ねるにつれ、自分の持つ技術や知識を次世代に継承していくという使命感が強まり、この状況をどうにかしたいと一念発起。今までは先代と私の二人だけの会社でしたが、後を継いだことを機に、まず人を雇う環境を整備しました。今の時代に合った働き方を実現するため、年間休日の増加や時短勤務の導入、人事評価制度の制定など、試行錯誤しながら体制を刷新しました。数年が経ち、今では子育て中の方や異業種から転職してきた方などスタッフが数名増え、私自身も日々刺激を受けながら人材育成に励んでいます。

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私はプラント設計という仕事がとても好きです。設計したものが実際にかたちになり、そのプラントで生産されたものが流通し、世の中を豊かにしていることにやりがいを感じています。そして、この仕事の魅力を若い人たちに伝えたいという思いが今の私の原動力となっており、日本のものづくりを支える人材を育てることこそ、私の生涯の使命であると自負しています。

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この挨拶を読んでくださっている『日本のものづくりを支える同士』の皆様。

皆様と一緒に仕事ができることを楽しみにしております。

これからも、皆さまに信頼される企業であるよう、最善を尽くしてまいります。

今後ともご愛顧賜りますようお願い申し上げます。